美容皮膚科医に質問!【やってはいけない目元ケア】の真実
スマホに、マツエク、グラデーションを効かせたアイメイクと、アラサー女子の目元はなかなかお疲れ気味。メイクを楽しむには、ケアも大切よね、ということで、今回は正しい目元のケアについてお勉強しましょ♪ 講師のレヴィーガクリニック院長・三輪菜つ美先生からは、目からウロコな驚きの真実が!? あなたのそのケア、大丈夫ですか?
そもそも目元ケアはやってはいけないこと!?
LindeL:
先生、今日は、目元ケアについてお伺いしたいと思います!
三輪先生:
とにかくお伝えしたいのは、皆さん、マッサージが激し過ぎるということ。良かれと思ってやっているのは分かりますが、目元にとって、「押す」、「こする」といった動作はすべてNGなんです。
やってはいけない目元ケアBEST3
☑目の下をゴリゴリこする激しいマッサージ
☑)目の周りのツボを強く押す
☑コットンを使ってメイクを拭き取る
心あたりはありませんか? そもそも、ここに手を触れるのですら要注意ですよ。
LindeL:
えーーー!! 先生、アイクリームはどう塗ればいいんですか?
三輪先生:
そうですね、軽く載せる程度であれば良いでしょう。
LindeL:
そんなぁ。最近のアイクリームは、附属のアプリケーターが付いていて、それで、くるくるとマッサージしながら塗るのがおすすめなんですよ(泣)
三輪先生:
アプリケーターでマッサージ!! 聞いただけでも恐ろしいですね(笑)
間違ったケアを続けると、たるみやシワ、シミの原因に!?
先生、どうしてそんなに目元はデリケートなんでしょう?
三輪先生:
顔って、場所によって皮膚の厚みが違うんですよ。おでこや顎が分厚いのに比べて、目の周りの皮膚は薄く、特に目の下が一番薄い。「水光注射」などの針を入れるときも、内出血のリスクが高く、痕になったり、シミやシワが出やすい場所なので、私たち医師にとっても難しい場所ですね。
LindeL:
なるほど。そんなデリケートな目元のマッサージを続けていると…?
三輪先生:
皮膚をこするようなマッサージは摩擦が生じ、たるみだけでなく、シワやシミなど、肌トラブルを招く原因に。自己流のマッサージをするくらいなら、いっそ何もしないほうがいい(笑)。
LindeL:
先生! 出来てしまったたるみは、諦めるしかないんでしょうか?
三輪先生:
大丈夫です。今日は皆さんに、私がおすすめする目元のエクササイズをお教えしましょう!
LindeL:
え? エクササイズ?
三輪先生:
外からがダメなら、内側からケアすればいいんです。たるみの一番の原因は、筋肉の衰え。目の周りには『眼輪筋』というオニオンみたいな筋肉があって、この働きによって、目を開けたり閉じたりできます。なので、目やまぶたのたるみには、ここを鍛えるのが効果的。さぁ、一緒にやってみましょう♪
目やまぶたのたるみには、眼輪筋エクササイズが有効!
それぞれ3セットずつ行って!
わ! 目が開きやすくなって、スッキリしますね♪
三輪先生:
そうなんです。PCで疲れた時やTVの合間にやるだけでOK。疲れもとれるし、何より、たるみやシミ、小ジワが和らぎますよ。ぜひ、続けてみてくださいね。
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「目元のケアは、外からではなく内側から!」。アイクリーム信者の筆者にとっては、まさに目からウロコのインタビューでした。あと、目元を鍛えるには、“よく笑う”のもおすすめだそう。「笑うとシワになりやすい」と信じていたので、これもまた、目からウロコなお話しだったのでした。
三輪菜つ美先生(内科・皮膚科・美容皮膚科医)
2013年北里大学医学部卒業。東大病院にて研修を経て、1日診察数平均100名以上の都内クリニックにて内科・皮膚科として勤務。自身が研修医時代に経験した肌荒れから、独自の食事療法にて美肌と体質改善を達成。最近はアーユルヴェーダを学び、生活にアーユルヴェーダも取り入れている。 2017年5月よりレヴィーガクリニック院長就任。雑誌、webなど幅広く活躍中。女医+(じょいぷらす)所属。 【http://leviga.jp/】