20.Jun.2017 Up!
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【知って得するカラコンのトリビア】 教えて!カラコンの歴史
意外に知られていない、でも知っていると何だか得した気分! になれる、カラコン初心者も必見の歴史をご紹介します。
奇才で知られる発明家、レオナルド・ダ・ヴィンチが起源!?
カラコンの歴史を語る上ではずせないのがコンタクトレンズの歴史。そもそもコンタクトレンズの歴史を辿ると、起源は今からなんと500年以上も昔。イタリアを代表する芸術家、レオナルド・ダ・ヴィンチの発明が元とされています。
芸術だけでなく、人体にも興味のあったダ・ヴィンチは視力矯正の実験をしていたそうで、それは半球状のガラスに水を入れ、その水の中に顔をつけるというものでした。直接的な発明ではないものの、コンタクトレンズの原理と同じなんです。諸説ありますが、この実験からコンタクトレンズは生まれたと言われています。
芸術だけでなく、人体にも興味のあったダ・ヴィンチは視力矯正の実験をしていたそうで、それは半球状のガラスに水を入れ、その水の中に顔をつけるというものでした。直接的な発明ではないものの、コンタクトレンズの原理と同じなんです。諸説ありますが、この実験からコンタクトレンズは生まれたと言われています。
ソフトコンタクトレンズの発祥はチェコスロバキア!
コンタクトレンズユーザーのおよそ7割が使ってるソフトコンタクトレンズは、1955年、『チェコスロバキア国立高分子化学研究所』が最初に開発したと言われています。その後1971年、アメリカの『ボシュロム社』が世界で初めてソフトコンタクトレンズの販売をスタート。続いて1988年には使い捨てコンタクトレンズが誕生することになります。
ソフトコンタクトレンズをベースにしたカラコンが誕生!
コンタクトレンズが普及し、使い捨てタイプが販売されるようになった1990年代に入ると色付きレンズ、すなわちカラーコンタクトレンズの普及も急激に広がりを見せます。最初に開発をしたのはドイツの『カール・ツァイス社』と言われています。ドイツとは意外ですね。
日本では2000年にカラコンブームが到来!
日本でカラコンが知られるようになったのは、芸能人が瞳を大きく見せるためにカラコンを着用し注目を浴びたのがきっかけと言われています。2000年を境に、世のアムラー(安室奈美恵)、アユ(浜崎あゆみ)ブームに合わせ一気にカラコン使用者が増えました。主な使用年代は10代〜20代前半の女性でメイクをする感覚でカラコンを楽しむようになりました。この頃、オシャレ用のカラコンは「雑貨」扱いとされていたため誰でも購入することができ、正しい装着法の認知が低く目のトラブルも合わせて急増する事態になってしまいます。
カラコンが「高度医療管理機器」に。安心&安全なイメージへ進化
カラコンが一気に普及すると同時に目のトラブルも急増したため、2009年に「高度管理医療機器」として厚生労働省の承認が必要となりました。ちなみにカラコンが位置付けられている高度医療管理機器は、心臓疾患に使われるペースメーカーなどと同等のものなのです。雑貨だったカラコンは安心と安全が担保された医療機器へと進化するのです。
思い思いの目元を演出できるカラコン戦国時代へ
高度管理医療機器に指定された2009年以降、メイクの一部として、服を着替えるように目元もオシャレに…という意識が高まり、カラコンユーザーは年齢の幅を広げていきます。その理由に、一昔前のド派手なカラコンに変わり、ナチュラルに見えるものや、瞳の輪郭を際立たせるディファインなどその種類は多種多様に広がりを見せています。ユーザーのなりたい目元に合わせて選べるよう、カラーはもちろん、サイズも選べるように。現在およそ600種類販売されており、まさにカラコンの戦国時代なのです。
記事監修
眞鍋洋一(眼科医)
本眼科学会専門医。埼玉医科大学卒業。埼玉医科大学病院修了、医学博士。
香川大学大学院修了後、MBAを取得。現在は香川で開業している他、カンボジアでの診療も行っている。
医師+(いしぷらす)所属。
医療法人社団明圭会 まなべ眼科クリニック 【http://www.lasiol.com/】