【動画で解説】今さら聞けない!? カラコンパッケージの英数字や表記の読み方って？

カラコンのパッケージをよく見てみると、アルファベットや数字などさまざまな表記がありますよね？これらの意味、あなたはきちんと理解して使っていますか!? 復習も兼ねて、カラコンの基礎知識でもあるパッケージ表記を動画で詳しくレクチャーしていきます。カラコン初心者の方も必見です！

初心者も必見！パッケージ表記からカラコンの基礎知識を学ぼう！

ブランドによってパッケージのデザインや表記はさまざまですが、今回はレンズカラーごとにパッケージの色が違い、情報が詳しく記載されている「PienAge luxe（ピエナージュリュクス）」のパッケージを使って解説。表記ひとつひとつを、丁寧にレクチャーしていきます。

カラコンのパッケージに書いてある、複雑なアルファベットや数字。これらはコンタクトレンズのデータなので、コンタクトレンズを正しく安全に使うためにもとっても大切な情報なんです！
＊カラコン初心者の方は、必ず眼科医やクリニックで自分の目に合ったものを処方してもらいましょう。

まずは星ちゃん出演のこちらの動画を、ぜひ音声ありでチェックしてみてください👇

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パッケージの“底”の部分の表記からチェック

まずはパッケージの“底”の部分から見ていきましょう。カラコンの最大の特徴ともいえるレンズの「色名」のほか、さっそく難解なアルファベットや数字がズラリ……。特にカラコン初心者の方は、何かなんだかさっぱりわからないことでしょう。

●「CLEVER」がこのカラコンの色名
まず目に入るのが、カラコンのレンズデザイン画。その横にある「CLEVER」が、色の名前になります。色名は英字で表記されていることが多く、ブランドによっては「○○BROWN」や「○○BLACK」など、もっとわかりやすい名前のものもあります。似たような色名でも、ブランドによってレンズのデザインが全く違うこともあるので、実際の色みはパッケージやメーカーのHPの画像、ショップのサンプルなどを見てよく確認するようにしてください。

●「P」はレンズの度数
中央にある「P」は「PWR（パワー）」の略で、その横の数値が目の視力補正に必要なコンタクトレンズの度数を表しています。数字についている「−（マイナス）」は近視、「＋（プラス）」は遠視用の度数で、数値が大きくなればなるほど度数は強くなります。こちらのパッケージに書いてある「P－0.00」は、度なしのコンタクトということ。この数値はいわゆる視力検査で表示される数値とは異なるので、小まめに眼科で検査をしてもらい、必ず自分に適した度数を使用するようにしましょう！

●「Lot」の横の英数字は製造番号
一番下にある「Lot」はコンタクトレンズの製造番号を示しており、英数字で表されます。選ぶ際にはそれほど気にしなくてもいい情報ですが、自分が使っているコンタクトレンズが、いつどの工場で製造されたかという情報だと覚えておくといいかもしれません。

次にパッケージ“裏面”の表記をチェック

パッケージの裏面には、カラコンユーザーにはおなじみの「BC」や「DIA」などの表記があります。どれも自分の目に合ったカラコンを選ぶ際にとっても大事な情報ですので、しっかり意味をおさらいしましょう。

●「BC」はレンズのカーブの度合い
左上の「BC」は「BASE CURVE（ベースカーブ）」の略で、その数値はレンズのカーブの度合いを表します。数値が小さいほどカーブがきつくなり、多少の圧迫感はあるものの、レンズがずれにくいことが特徴。逆に数値が大きければカーブはゆるやかで、圧迫感はないですが、レンズがずれやすくなるといいます。いくらお気に入りのカラーでも、自分の眼球のカーブに合わないレンズを装着するとずれたり痛みを生じることもあるので、合わないと感じた人は眼科で検査してもらいましょう。

日本人の平均数値は8.6～8.7mm！

日本ではこの平均値に合わせ、カラコンのBCも8.6～8.7mmのものが多いそうです。今回例にした「PienAge luxe」のBCは8.9mmですので、こちらはややカーブがきつめのレンズということになりますね。

BC8.9mmと8.5mmのレンズを比較！

BC8.9mmの「PienAge luxe」と、8.5mmの「Acorde」のレンズを並べてみました。見た目ではカーブの違いはわかりにくいですが、つけ心地は全然違うのだそうです。

●「DIA」はレンズの直径
カラコンを使うときに絶対おさえておきたい「DIA」は、「DIAMETER（直径）」の略で、その横の数値がレンズの大きさを示しています。これは着色部分の直径ではなく、フチの透明な部分も含めたレンズ全体の直径のことですので注意してくださいね。日本で購入できるカラコンのDIA値は13.8〜15.0mm。DIAは14.0mmはナチュラル、14.2mmはちょい盛り、14.5mmはデカ目効果があると言われています。自分のなりたい瞳の印象に合わせて選ぶようにしましょう。DIAが大きすぎると目のトラブルの原因になるので、自分の目に合ったサイズを選ぶことも大切です。

「DIA」と「着色直径」は別物！

ちなみにレンズに色がついた部分の直径は、「着色直径」や「着色外径」と呼ばれています。こちらはパッケージには記載がないことが多いので、知りたい方はメーカーのHPなどをチェックしてみましょう。

DIA13.8mmと14.5mmのレンズを比較！

DIA13.8mmの「Freshlook® DAILIES® ILLUMINATE®」と、14.5mmの「PienAge luxe」をつけ比べてみました。DIAが0.7mm違うと、瞳の印象はかなり違ってくるのがよくわかります。

●「EXP.」はレンズの保存期限
「EXP.」の横の数字は、コンタクトレンズの保存期限を示しています。こちらは「2023-02」と書いてありますので、未開封の状態で適切に保管した場合、2023年2月まで保存できる、という意味です。

最後にパッケージの細かい部分の表記もチェック

カラコンの一般的な基礎用語を紹介しましたが、覚えておきたい表記はまだまだたくさん！細かい部分までしっかりおさえておくことで、より自分に合ったものをより安全に使うことができますので、見逃さないで！

●「1日使い捨て」はレンズの使用期限
裏面に「1日使い捨てコンタクトレンズ」という表記があります。「1day（1日）」という表記はコンタクトレンズの使用期限のことで、レンズを開封してから最長どのくらい安全に使用できるかを表します。開封からの日数であり、実際に着用した日数ではないので注意しましょう。他にも、「2week（2週間）」や「1month（1ヶ月）」などといったタイプもありますので、表記された使用期限は絶対に守りましょう！

●「終日装用」はレンズの装用期間
「終日装用」とは、レンズをつけてから就寝前までに必ずレンズをはずすという使用方法のこと。カラコンの場合は、普通のコンタクトレンズより酸素透過性が悪いため、ほとんどが終日装用になっています。終日だからといって、24時間装用できるという意味ではありませんので、特に初心者の方は短時間の装用から始めてみてください。

●「%」の数字はレンズに含まれる水分量
表面にある「42.5%」という数値は「含水率（がんすいりつ）」といい、コンタクトレンズに含まれる水分の割合を表します。含水率50%以上の高含水レンズは水分を多く含むため、装着時のフィット感はよいものの、瞳の水分を吸いやすく乾きやすいのが特徴。反対に50%未満の低含水レンズは、フィット感は少なくても乾きにくいため、ドライアイの方におすすめです。何種類か試してみて、自分にぴったりのものを選ぶといいですね。

●「UV CUT」は紫外線カット効果
「UV CUT」という表記があるものは、紫外線から瞳を守る効果が期待できます。最近ではUVカット機能のあるカラコンが増えてきています。

●「MOIST LENS」はうるおい成分を含むという意味
「MOIST LENS」や「モイストレンズ」、「うるおい成分」などといった表記のあるものは、MPCポリマーなどの保水成分が配合されたレンズです。ドライアイが悩みの人は、ぜひこちらを試してみてください。

その他にも、パッケージに記載された「注意事項」や添付の説明書もしっかり読んで使用するようにしましょう。

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カラコンパッケージの表記の意味や、基礎用語は正しく理解できましたか？すでにカラコンを愛用している人でも、意外と知らなかったことも多いのではないでしょうか？カラコンを選ぶときは、デザインや色だけでなく、これらのデータや表記にも注目して、正しく安全に使用するよう心がけてください！

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撮影／池田佳史（BOIL）　ヘア&メイク／太田瑛絵（nude.）　モデル／佐倉星　構成&文／世古清佳