14.Jun.2017 Up!
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パッケージの謎な数字やアルファベットは何?
カラコンをするなら知らなきゃ困る!? パッケージの処方箋データの読み解き方をわかりやすくレクチャーします!
パッケージの処方箋データを読んでみよう!!
カラコンのパッケージを見ると、複雑な記号や英数字が並んでいますよね。処方箋データというんですが、これを読み解けないと、自分の目に合ったコンタクトを選ぶことができません。読み方をマスターして、カラコンでもっともっと快適に可愛く毎日を過ごしましょ♪
まずは、箱の側面をチェック
今回はパッケージの表記が丁寧な「エンジェルカラー」の“Bambi Series” のパッケージを例に解説していきます。
まずチェックしたいのは“色”。この場合、箱の側面にカラーの表記が示されています。色名に関してはメーカーごとに表記が異なるので、ショップに展示されているサンプル、通販サイトなら装用写真などで、色味を確認してから購入しましょう。
続いて“P-0.00”とは、PWR(パワー)を表し、目の視力補正に必要なコンタクトレンズの度数を意味します。数値はマイナスが近視、プラスが遠視の度数。数値が大きくなるほど、度は強くなります。度なし場合はP 0.00と書かれています。この値は、いわゆる視力検査で表示される数値とは異なるので、まずは眼科で検査をしてもらって、自分に適したPWRを調べてもらいましょう。合わない度数のレンズを使っていると、視力低下や頭痛につながるので要注意!!
まずチェックしたいのは“色”。この場合、箱の側面にカラーの表記が示されています。色名に関してはメーカーごとに表記が異なるので、ショップに展示されているサンプル、通販サイトなら装用写真などで、色味を確認してから購入しましょう。
続いて“P-0.00”とは、PWR(パワー)を表し、目の視力補正に必要なコンタクトレンズの度数を意味します。数値はマイナスが近視、プラスが遠視の度数。数値が大きくなるほど、度は強くなります。度なし場合はP 0.00と書かれています。この値は、いわゆる視力検査で表示される数値とは異なるので、まずは眼科で検査をしてもらって、自分に適したPWRを調べてもらいましょう。合わない度数のレンズを使っていると、視力低下や頭痛につながるので要注意!!
続いて裏面をチェックしましょう!
左上を見ると「B.C. 8.5」とあります。これは“ベースカーブ”と言って、レンズ内側のカーブを表す数値。日本人のBCは8.6~8.7が平均といわれていて、カラコンのBCもこれに合わせた大きさのものがほとんど。数値が小さいほどカーブがきつくなり、圧迫感を感じるようになりますが、ずれにくい傾向が。反対に大きい数値のものはカーブが緩やかで、圧迫感はありませんが、ずれやすくなるという特徴があります。
その隣に、「DIA 14.2」という表記があります。これは、コンタクトレンズの直径のことで単位は㎜。DIAが14.00㎜はナチュラル、14.2㎜はちょい盛り、14.5㎜はデカ目効果が期待できます。DIAが大きくなればなるほど、目がレンズに覆われる部分も大きくなり、角膜が酸欠状態になってしまいます。酸欠状態になると、角膜に傷がつきやすくなったり、眼病トラブルを起こしやすくなるので、目に合ったDIAを選ぶようにしましょう。
その隣に、「DIA 14.2」という表記があります。これは、コンタクトレンズの直径のことで単位は㎜。DIAが14.00㎜はナチュラル、14.2㎜はちょい盛り、14.5㎜はデカ目効果が期待できます。DIAが大きくなればなるほど、目がレンズに覆われる部分も大きくなり、角膜が酸欠状態になってしまいます。酸欠状態になると、角膜に傷がつきやすくなったり、眼病トラブルを起こしやすくなるので、目に合ったDIAを選ぶようにしましょう。
箱の細かいところも見逃さないで!
右上の4つの表記は、右から
1回限り使用/添付文書をお読みください/高圧蒸気滅菌済/処方箋必須
その下にある記号は、右から
「CE」は商品がすべてEU加盟国の基準を満たしているをいう意味。
「UV」は紫外線カットを表します。
左にある「含水率」とは、レンズに含まれている水分の割合を%で表したもの。
この場合、“含水率:58%”なので、水分を50%以上に設定した高含水率のレンズになります。
水分が多いので、目になじみやすくフィット感はありますが、目の水分を奪いやすく、乾燥しやすいのが高含水率レンズの特徴。涙目の方や装用が短時間の人に向いています。
1回限り使用/添付文書をお読みください/高圧蒸気滅菌済/処方箋必須
その下にある記号は、右から
「CE」は商品がすべてEU加盟国の基準を満たしているをいう意味。
「UV」は紫外線カットを表します。
左にある「含水率」とは、レンズに含まれている水分の割合を%で表したもの。
この場合、“含水率:58%”なので、水分を50%以上に設定した高含水率のレンズになります。
水分が多いので、目になじみやすくフィット感はありますが、目の水分を奪いやすく、乾燥しやすいのが高含水率レンズの特徴。涙目の方や装用が短時間の人に向いています。
カラコンを選ぶときには、デザインだけではなく、これらの表示にも注目して、正しく安全に使用していくように心がけましょう!
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撮影/池田佳史(BOIL) 構成/LindeL編集部
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撮影/池田佳史(BOIL) 構成/LindeL編集部
記事監修
眞鍋洋一(眼科医)
本眼科学会専門医。埼玉医科大学卒業。埼玉医科大学病院修了、医学博士。
香川大学大学院修了後、MBAを取得。現在は香川で開業している他、カンボジアでの診療も行っている。
医師+(いしぷらす)所属。
医療法人社団明圭会 まなべ眼科クリニック 【http://www.lasiol.com/】