【睡眠障害の始まりかも】もしかして私って不眠症!? 簡単チェックリスト

気軽に”不眠”という言葉を使っていますが、どんな状態が”不眠”なのかちゃんとご存知ですか？　字のごとく、眠らずな状態？　それとも寝不足のこと？　もしかして私…？　そう思ったときにチェックすべきポイントをまとめました。意外に良く分かっていない人も多い”不眠”についても睡眠コンサルタントの友野なおさんに解説していただきました！

ごくごく一般的に不眠症という言葉を耳にするようになりましたが、不眠症とは一体どんなもの？　自分はどうなのって気になりますよね？　確かに眠れないときもある、でもそんな困っているわけでもないし……。一体、私はどうなの？ CHECKLISTで早速、確認してみましょう！

CHECK<１>

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(A)布団に入って１時間以上眠りにつけない

(B)寝ている間に２回以上目が覚める

(C)起床時間の２時間以上前に早く目が覚めてしまう

(D)寝ているのに満足感が得られない

４項目の状態がひとつでも、週に３回以上、1ヶ月続いており、プラスして翌日の社会生活に支障がある場合は不眠症の可能性が！睡眠は日中の快適な活動のためにとるものなので、仕事でミスを連発する、つねに眠気に襲われるなどする場合には、直ちに改善する必要があります。

もし、CHECK＜１＞には当てはまるものはないものの、毎日パフォーマンスよく社会生活や仕事をこなせていないという方がいたら、次のCHECKへ。

CHECK<２>　

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(A)朝、すっきり目覚められない

(B)朝食はとらない

(C)朝起きて排便がない

(D)週末は平日よりプラス２時間以上寝ている

(E)午前中は眠気に襲われている

ひとつでも当てはまるものがあったら、睡眠の質か量に問題がある可能性があり、睡眠改善の余地あり！です。身体や心が悲鳴をあげているにも関わらず、過酷な日々を気合の精神で乗り切っていませんか？そんな”隠れ不眠”の方も少なくないのです。

不眠が続くとどうなってしまう？

では、不眠症が続くとどうなってしまうのでしょうか？　当然、毎日寝不足でだるい状態。仕事や社会生活への支障が出ることは確実ですが、それ以外にもたくさんのリスクがあるんです。

太りやすくなる

睡眠時間が短い人のほうが食欲を増進させるホルモン物質が多く分泌され、食欲を抑えるホルモン物質が減ってしまうのだそう。だから、睡眠不足が続くと、食欲が高まって、太りやすい状態になってしまうのだそう。

寿命にも影響が

さまざまな調査研究によって、睡眠時間が短く、寝不足気味の人は寿命にも影響が出ることがわかっているのだそう。

うつ病とも密接な関係が

不眠とうつ病などの心の病には深い関係があることが研究からわかってきているそう。うつ病を患っている人を調べると睡眠障害を抱えている人が多いんだとか。

★★★★★
不眠はただただうまく眠れないだけ、なんて思っていたら大間違い！　不眠によって病気へのリスクも高まってしまうんです。そうならないためにも、不眠はぜひ解消したいもの。その方法はまた次回ご紹介します！

監修

友野なおさん(睡眠コンサルタント）

睡眠コンサルタント、株式会社SEA Trinity代表取締役、科学でわかるねむりの環境・空間ラボ主宰。自身が睡眠を改善したことにより、15kgのダイエットと体質改善に成功した経験から、睡眠を専門的に研究。日本睡眠学会、日本睡眠環境学会、一般社団法人睡眠改善協議会正会員。行動療法からの睡眠改善、快眠を促す寝室空間づくりを得意とし、全国での講演活動、健康・美容市場における企業の商品開発やプロモーションのコンサルテーションを行う。【http://tomononao.com/】