17.Oct.2017 Up!
700Views
もしや私も!? ”スマホ老眼”って一体なあに?
最近、話題の”スマホ老眼”。一体それはどんな状態? どう対処するのが正しいの? アラサー女子も他人事じゃない”スマホ老眼”。そしていつかは訪れる”老眼”について、今のうちに少しお勉強しておきましょう!
そもそも老眼ってどんな状態?
老眼というとアラサー女子にはまだちょっと遠いことのように思えますが、昨今パソコンやスマートフォン(スマホ)の使い過ぎによる“スマホ老眼”が増えています。スマホなしの生活は考えられないアラサー女子にとって“スマホ老眼”は他人事ではない現象なんです。
そもそも“老眼”とはどんな症状のことを指すのでしょうか⁉ 簡単にいえば、ピント調整機能が弱まり、近くのものが見えにくくなる状態のこと。“スマホ老眼”とは、常に近距離を見ているために、一時的にピントが合いにくくなること。また“スマホ老眼”は一時的な症状ですが、何度も繰り返すことで、“老眼”を早く引き起こすこともあるそうです。
そうならないためにも、長時間集中してスマホを見続けない。たまに遠くを見て、眼球のピント調整機能を使うようにするなどの対処が必要です。
そうならないためにも、長時間集中してスマホを見続けない。たまに遠くを見て、眼球のピント調整機能を使うようにするなどの対処が必要です。
遠近両用レンズ=電動自転車!?
上記の対策をすることも重要ですが、実は“老眼”や“スマホ老眼”ではなくても、近距離と遠距離が両方よく見えるというケースはありません。距離に合わせて異なる度数の視力矯正をする場合、遠近両用レンズを活用し、目への負担を軽減させることをおすすめします。
老眼という言葉のせいで、できるだけ老眼レンズ(遠近両用レンズ)を使いたくない、と考える人は少なくありません。でも、かけたほうが目にも負担がない=体にも負担が少なくなります。遠近両用レンズは物を見るのをラクにする道具。たとえて言うなら、移動をラクにするための電動自転車のようなもの。電動自転車があるのに、普通の自転車で移動するなんて馬鹿げていますよね。移動に費やす体力をやらなければならない仕事に回した方が能率的ですよね。それにいざ本格的に“老眼”が始まってから、遠近両用レンズを使おうと思うと、なかなか慣れずに使いこなせないという人もいるそうです。“老眼”という言葉に惑わされず、ラクに物を見るためにも、早めに遠近両用レンズに慣れておくのも悪くないと思います。
記事監修
梶田雅義先生(医学博士・梶田眼科院長)
目の調節機能に関する研究論文を国内外で多数発表するほか、わかりやすい解説で“目の博士”としてメディアへも多数出演。名医・専門医の調査を実施する米国ベストドクターズ社主催のBest Doctors in Japan 2012-2013,2014-2015,2016-2017に選出。 著書に『人生が変わるメガネ選び』(幻冬舎)などがある。 【http://www.kajitaganka.jp】